mizuaoiの植物観察事典

顕微鏡写真撮影工房(1)

 私の顕微鏡写真撮影の道具類を公開いたします。顕微鏡撮影を始めようとされる方は参考にして下さい。
 従来、顕微鏡写真は、専用機でない場合には一眼レフのフィルムカメラを使っていました。照明と露出が難しく、フィルム1本を取り終わって現像してみなければ成功か失敗かが分かりませんでした。万一失敗していた場合、もとと同じ条件の材料を準備することは不可能に近いものがあります。ところがデジカメを使うと、その場で画像の確認ができますので、失敗していてもすぐに撮り直すことができ、とても便利です。

 300万画素程度で、光学ズームがあり、回転する液晶モニターの付いたデジカメを使えば、まず簡単に不満のない撮影ができます。

 私は現在、オリンパスE−5を顕微鏡にセットしっぱなしで顕微鏡撮影をし、オリンパスOMD−EM1で普通撮影をしています。

1 デジカメ 6 撮影ステージ 11 丸型蛍光灯
2 顕微鏡アダプター 7 自作メス 12 フレキシブルスタンド
3 三眼実体顕微鏡 8 自作柄付き針 13 生物顕微鏡
4 撮影ステージ 9  ピンセット 14 安定器
5  リモートケーブル 10 直筒付き単眼実体顕微鏡
図1 自宅の顕微鏡写真撮影コーナー

1 一眼レフデジカメ:オリンパスE-5
2 顕微鏡撮影用アダプター:一眼レフデジカメ用スーパーアダプターNY-1S(マイクロネット株式会社)
  一眼レフを顕微鏡に接続するためのアダプターで、顕微鏡の接眼レンズをはずして、カメラを取り付けたアダプターを鏡筒に差し込んで撮影します。このアダプターには約7倍に相当するリレーレンズが組み込んであります。
3 三眼ズーム式実体顕微鏡:三太2(マイクロネット株式会社)
 写真撮影用直筒が付いていますので写真撮影が容易です。左の対物レンズを通った光で撮影します。ただし、解像度は生物顕微鏡より劣ります。
4 LED 照明:W4シーズン(マイクロネット株式会社)
5 カメラ用リモートケーブル
6 撮影ステージ:邪魔な反射を起こさないようナングレアガラス(無反射ガラス:画材店やカメラ店にあり)に資料を載せて撮影します。照明の陰が強くでないように、現像済みスライドフィルムのケースを使って、実体顕微鏡のステージから浮かせてあります。
7 自作メス: 両刃の安全カミソリ(フェザー剃刀 S 両刃)を図2のように切断し、割りばしに固定(図21)し、細かい解剖に利用します。片刃やステンレス刃は不適です。

図2 カットされた両刃の
安全剃刀
図3 両刃の安全剃刀で
作成した自作メス

8 自作柄付き針:割りばしに縫い針を付けたもの
9 ピンセット
10 直筒付き単眼実体顕微鏡:ウチダ HR−2L
  対物レンズは ×1、×2、×4で、接眼レンズは×5、
×10、×15で、5倍から60倍までの観察に使用できます。
低倍率のミクロ写真を撮るのには重宝ですが、上下左右
逆像なので、この顕微鏡を使っての解剖は不可能です。
11 照明:丸型蛍光灯:全周からの無影照明を行います。
12 フレキシブルスタンド:蛍光灯を固定します。
13 生物顕微鏡:ウチダSL-600ML。対物レンズは ×4、
×10、×40で、接眼レンズは×5、×10、×15で、20倍か
ら600倍までの観察に使用できます。対物レンズ×40を
使用するときは、ワーキングディスタンスが小さく、蛍光灯
の光を当てることができないので、ほとんどの場合透過光
のみでの利用となります。
14 安定器:家庭用丸型蛍光灯を分解して安定器だけを
取り出したもの

顕微鏡写真撮影工房(2)(ここ)へ続く

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