(mizuaoiの写真館改題)

(こちらは石川の植物の別館です)


植物生態観察図鑑 おどろき編

全国農村教育協会発行の植物生態観察図鑑シリーズ第1弾です。

 オウレンの性型については、植物図鑑では、雌雄異株とか、両性花と雄花とがあるなど、様々な記述があるが、実際の所は「両性花の株、雄株、雌株、両性花と雄花の混ざった株」が見られる。
 植物図鑑の記述を鵜呑みにするのではなく観察が重要である。
 オウレンの性型についても8ページにわたって詳しく解説。
 右の画像はオウレンの雌株。

など、どんな類書にもない新情報が写真607枚、192ページに納められています。

 

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石川の植物


394 デンジソウの胞子嚢果(2019年10月14日)
 デンジソウ(田字草)という名の水生のシダがある。環境省編レッドデータブック2014では絶滅危惧2類(VU)とされている。シダなので、胞子を作る。胞子は胞子嚢の中に入っている。いくつもの胞子嚢がまとまって硬い殻の中に保護されている。これが胞子嚢を入れた果実のように見えることから、胞子嚢果と呼ばれる。
 胞子嚢果はそう沢山はできないうえ、葉柄の基部近くにできる小さなものなので見つけにくい。
 
デンジソウの実物を見たことのある人は少ないと思うが、胞子嚢果を見た人はさらに少ないであろう。 
図1 デンジソウ。田字草とは分かりやすい名だ
図2 ほとんど水の無くなったプランターの中で、胞子嚢果は見つかった。葉柄の基部より少し上から出
る短い枝に胞子嚢果を付けるのがデンジソウの特徴だ
図3 胞子嚢果は始め白い軟毛に包まれており、後に毛が落ちるとのことで、上に見える胞子嚢果はで
きてから未だ日が浅いと考えられる
図4 日本水草図鑑(角野康郎 文一総合出版)には「水中での胞子嚢果の形成は観察したことがな
い」と記述されているが、今年は水中に在る胞子嚢果をいくつも見ることができた。胞子嚢果ができた
後に水位が上昇した結果と見る事もできるが。
図5 ほとんどの葉に胞子嚢果が付いている
図6 胞子嚢果は始め緑色で、時間経過とともに濃い褐色になるので、できてからいろいろの時間経過
の胞子嚢果が見えている

 デンジソウの胞子嚢果の断面や胞子嚢については、「植物生態観察図鑑」
の「石川の植物修正版」で詳しく紹介してあります。「101デンジソウ(1)」及び
102デンジソウ(2)をご覧下さい。


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