(mizuaoiの写真館改題)

(こちらは石川の植物の別館です)


植物生態観察図鑑 おどろき編
全国農村教育協会発行の植物生態観察図鑑シリーズ第1弾 好評販売中です。

第2弾 植物生態観察図鑑 ふしぎ編 初校返しました。年度内には完成するでしょう。御期待ください

 オウレンの性型については、植物図鑑では、雌雄異株とか、両性花と雄花とがあるなど、様々な記述があるが、実際の所は「両性花の株、雄株、雌株、両性花と雄花の混ざった株」が見られる。
 植物図鑑の記述を鵜呑みにするのではなく観察が重要である。
 オウレンの性型についても8ページにわたって詳しく解説。
 右の画像はオウレンの雌株。

など、どんな類書にもない新情報が写真607枚、192ページに納められています。

 

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石川の植物


363 ハマオモトヨトウ 

 かなり以前から植木鉢の枯れ葉や鉢の縁に数匹のイモムシが着いていた。餌の無さそうな場所にいつまでも居るので11月13日に全体の様子を撮影してみた(図1)。
 11月15日の夜は激しいアラレと雷で寒かった。16日の朝、この寒さでどうなったかと見てみると、鉢内には4匹のイモムシしか見られず、その内の3匹は寸詰まりであった。周りのゴミをどかしてみるとどうも土の中に潜っているらしい。そういう知識で図1をよく見ると表面に居るのは7匹(@〜F)だが、土の中に潜っているのが3匹は居る(G〜I)のが分かった。
 手元のイモムシハンドブック@AB(文一総合出版)で絵合わせをしてみた。なんと第B巻の最終ページでヒットした。「ハマオモトヨトウ」というヒガンバナ科の植物に着くイモムシらしい。
 イモムシハンドブックには「越冬態不明」となっているが、イモムシの姿で土中で越冬するのかもしれないと考えている。。 

図1 植木鉢に居るハマオモトヨトウ
図2 @〜Fのイモムシは表面に居るが、G〜Iのイモムシはほとんど土中に潜っている
図3 4匹の内3匹は半ば土中に潜っている(11月16日)
図4 体の半分を土中に潜らせたイモムシ
図5 ハマオモトヨトウの幼虫(イモムシ)の頭部

 11月16日はアラレが降った後で寒かった。ハマオモトヨトウの幼虫は4匹しか見えなかった。しかし翌17日はポカポカ陽気で、11匹も植木鉢に溢れている。16日には土中に潜って寒さを凌いでいたに違いない。イモムシハンドブックには「暖地性ヨトウガイモムシ」とあり、北陸では生息が難しいのかもしれないが、おそらく土中に潜って冬を越すのに違いない。

図6 翌17日はポカポカ陽気で11匹がうごめいていた。地表にも2匹見られた
図7 中には枯れ枝によじ登っている者も居た
図8 土中にから抜け出た穴
図9 冷たい雨が降った18日には鉢には7匹しか見られなかった。隣接するミズヒキとアケビに3匹が移動していた。(7)の個体はミズヒキによじ登った幼虫である
図10 体を半分土中に潜らせた幼虫
図11 穴から頭を出した幼虫
図12 すっかり食べられてしまったのではっきりしないがヒガンバナのようである

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