(mizuaoiの写真館改題)

(こちらは石川の植物の別館です)


植物生態観察図鑑 おどろき編
全国農村教育協会発行の植物生態観察図鑑シリーズ第1弾 好評販売中です。

第2弾 植物生態観察図鑑 ふしぎ編 初校返しました。年度内には完成するでしょう。御期待ください

 オウレンの性型については、植物図鑑では、雌雄異株とか、両性花と雄花とがあるなど、様々な記述があるが、実際の所は「両性花の株、雄株、雌株、両性花と雄花の混ざった株」が見られる。
 植物図鑑の記述を鵜呑みにするのではなく観察が重要である。
 オウレンの性型についても8ページにわたって詳しく解説。
 右の画像はオウレンの雌株。

など、どんな類書にもない新情報が写真607枚、192ページに納められています。

 

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石川の植物


361 オオタヌキモ? 

 2005年、あるため池で豪壮な感じの大型のタヌキモを見つけ栽培を続けています。残念なことに、このため池は数年前に浚渫され、ハゴロモモ、ジュンサイとともに見られなくなりました。今年、ハゴロモモだけは回復し開花も見られましたが、ジュンサイとタヌキモは未だに回復せず、タヌキモだけが我が家の水槽で細々と命をつないでいます。
 このタヌキモの正体が問題で、タヌキモ(Utricularia ×japonica Makino)かオオタヌキモ(Utricularia macrorhiza Le Conte)かが判明していません。開花すれば明らかになるのですが、この13年間一度も開花しないので不明のままです。殖芽の形からイヌタヌキモでないことは明らかなのです。
 今年は、オニバス栽培のプール(2.35m×1.45m)へ一部を移してみました。例年だとプール全面をオニバスが覆って開水面が見られない状態になるのですが、今年はオニバスの生育が悪く、開水面
が広かったこともあって、タヌキモは伸び伸びと育ちました。
 来年以降、オニバスの成長との兼ね合いでこんなに育つかどうかが分かりませんので、この状態を記録しておくことにしました。
 あまりにも立派なので「オオタヌキモ」として話を進めさせて頂きます。

 

図1 オオタヌキモの自生状態(2006年8月23日)
図2 オニバスプールで育つオオタヌキモ(2017年10月31日)

 そもそも、タヌキモ(狸藻)という名は狸の尻尾のようにふさふさしているからだと考えられますが、この尻尾の太さが尋常ではないのです。図1の自生地での尻尾の太さはビール瓶ほどであったと記憶していますが、今年の最大株では約17cmもありました。植物体の全長は水から取り出して計測したところ2.32mにも及びました。

図3 狸の尻尾の太さは最大のもので約17cmにもなっている(2017年10月26日)
図4 最大株の全長は約2.32mあった(2017年10月31日)

 10月の終わりには植物体の先端はそろそろ殖芽らしくなってくる。殖芽は大きくしばしば2個が並んでボクシングのグローブのような形となる。殖芽ははじめ緑色をしているが、後に褐色となる。

図5 横から見た水中の様子(2017年10月27日)
図6 でき初めの頃の殖芽 図7 後の殖芽

           注 意


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