(mizuaoiの写真館改題)

(こちらは石川の植物の別館です)


植物生態観察図鑑 おどろき編
全国農村教育協会発行の植物生態観察図鑑シリーズ第1弾 好評販売中です。

第2弾 植物生態観察図鑑 ふしぎ編 初校返しました。夏頃には完成するでしょう。御期待ください

 オウレンの性型については、植物図鑑では、雌雄異株とか、両性花と雄花とがあるなど、様々な記述があるが、実際の所は「両性花の株、雄株、雌株、両性花と雄花の混ざった株」が見られる。
 植物図鑑の記述を鵜呑みにするのではなく観察が重要である。
 オウレンの性型についても8ページにわたって詳しく解説。
 右の画像はオウレンの雌株。

など、どんな類書にもない新情報が写真607枚、192ページに納められています。

 

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石川の植物


357 オニバス開花 2017年8月23日
 2011年に石川県の輪島市で発見されたオニバスを自宅で継代栽培続けています。2017年は8月1日に最初の開花を見、その後時々開花しております。ちなみにオニバスには閉鎖花が非常に多く、開花するいわゆる開放花は少ないので花はそう多くを見ることができません。8月22日に葉のほぼ中心部を突き破って蕾が顔を出していたので、開花するのではないかと見当を付けていました。翌23日の午前6時には見事に開花していました。8時半には直径5cmくらいでほぼ満開状態でした。その後、外出し帰宅した午後4時にはかなり閉じてしまっていました。午後9時にはほぼ閉じた状態で、明日はどうかとの期待があったのですが、24日には葉を引き込んで水没していました。
 なぜ葉を引き込んだのか ?

 
 
図1 8月22日 18:20 蕾が葉のほぼ中央を破って空中へ出ていた。明日開花するはずである
図2 8月23日  8:32 ほぼ全開。花の直径は約5cm
図3 8月23日  8:33 葉の中央部を破って開花しているオニバスの花
図4 8月23日 16:02 かなり閉じている
図5 8月23日 20:57 ほとんど閉じている
図6 8月24日  9:05 2日目には開花ぜず、葉と共に水没した

 オニバスの蕾は水中から伸びてきて水面で開花し、その後水中へ没します。閉鎖花の場合でも水面近くまで伸びてきて開花しないまま潜ってしまい、果実が熟するとまた水面近くへ伸びてくることが多いのです。つまり花茎(果茎)は成長を続けています。開花後に水没するとき、子房の外面にある下向きの刺が葉に引っかかり、葉を水没させたと考えられます。葉が十分大きければ引き込まれることもなかったのでしょうが、この葉は直径が約23cmと小形であったため引き込まれたものと考えています。
 オニバスの花は多いものでは3日間の開閉を繰り返しますが、たいていは1日で開花が終わることが多いです。
オニバスについての詳しいことは、「石川の植物修正版 オニバス(1)及びオニバス(2)」でご覧頂きたい。
 拙著「植物生態観察図鑑−おどろき編」(全国農村教育協会)では22頁にわたって解説してあるのでお読み頂ければ幸いです。


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