(mizuaoiの写真館改題)

(こちらは石川の植物の別館です)


植物生態観察図鑑 おどろき編

全国農村教育協会発行の植物生態観察図鑑シリーズ第1弾です。

 オウレンの性型については、植物図鑑では、雌雄異株とか、両性花と雄花とがあるなど、様々な記述があるが、実際の所は「両性花の株、雄株、雌株、両性花と雄花の混ざった株」が見られる。
 植物図鑑の記述を鵜呑みにするのではなく観察が重要である。
 オウレンの性型についても8ページにわたって詳しく解説。
 右の画像はオウレンの雌株。

など、どんな類書にもない新情報が写真607枚、192ページに納められています。

 

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石川の植物


333 ノハナショウブ(2016年6月20日)
 6月20日、加賀海岸のノハナショウブの観察に行きました。花期に遅れたので、花数も少なく痛みもひどかったので少し残念でした。
 甲虫が、花に潜り込むような感じで花粉を食べていました。帰宅後、昆虫探検図鑑1600(全国農村教育協会)で絵合わせをしたところ「マメコガネ」との結論に達しました。
決めては、腹部にあって縞模様のように見える白い短毛の列です。してみると、拙著、植物生態観察図鑑−おどろき編の101ページ図13の昆虫も「マメコガネ」かもしれません。
 こんな海岸の岩壁の上にノハナショウブの群落が見られるのは奇異に感じるかも知れませんが、ここは、凝灰質砂岩の基盤の上に砂が堆積した海岸で、砂層を浸透した雨水が両層の境を流れているので地下水位が浅く、水湿地となっており、湿地生の植物が多く見られるのです。
 海に面したところは、海水の浸食により切り立った海食崖となり、地下水が崖を黒く染めて流れ落ちています。
 写真にはこの地域一帯の群落のほんの一部しか写っていませんが、ここの大群落はおそらく日本一でしょう。
図1 花期に遅れたので、花数も少なく痛みもひどいが、海食崖の湿地に広く群生している
図2 この湿地では青紫系の花(上)と赤紫系の花(下)が見られる
図3 花粉を食べていたマメコガネ
図4 湿地によく見られるカキランも咲いていた
図5 凝灰質砂岩の基盤の上に砂が堆積した海岸で、砂層を浸透した雨水が両層の境を流れているので植生のある砂層が水湿地となり、末端部分で地下水が崖を黒く染めて流れ落ちている。また、凝灰質砂岩の基盤は柔らかいので、海水によって削られ、海食崖を形成している
図6 植物生態観察図鑑−おどろき編のノハナショウブのページに使った画像。この海岸のノハナショウブを19年間観察してきた中で、この年、最も見事に咲きそろった状態を見ることができた


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