mizuaoiの植物観察事典                                      


植物生態観察図鑑
    −おどろき編
  

全国農村教育協会の
 植物生態観察図鑑シリーズの第1弾
 
 
ウマノスズクサの雌花期から雄花期への変化
イソスミレの砂浜で生きる知恵
オニバスの種子の断面
ヤドリギ果実の三層構造
クロモやコカナダモの水面に立つ雄花
など、どんな類書にもない新情報が192ページ、写真607枚に納められています。


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石川の植物

282 ヒメヒゴタイ(2014年11月2日)

石川県には海岸型のヒメヒゴタイが生育しています。
ハマナスの藪の中では数十cmの高さになるものもありますが、強い海の風を受ける砂浜では、わずか10cmの株でも花が咲いています。
総苞片の先端に紅紫色の付属体があり蕾の時から美しいのが特徴です。
 ヒメヒゴタイは、HP石川の植物のFILE98で取り上げていますが、今回の報告はその続編です。石川の植物と併せてご覧下さい。

石川の植物 http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/
図1 日当たりの良い岩の根元で咲いているヒメヒゴタイ。
図2 左の頭花は咲き始め。右の頭花は咲き終わり。
図3 中央にあるのがこれから開花する蕾の状態
図4 全体の姿。独特の切れ込みをもつ葉が地表を覆う。
図5 咲き始め。未だ蕾の頭花が多い。
図6 花冠の先端部には分泌液が多い。雌しべの柱頭は未だ閉じており細かい突起が見えている。花粉は分泌液よりも小さい。
図7 葯筒から伸び出た雌しべによって葯から押し出された花粉がこぼれて、葯の外面や花冠にも付着している。この画像では花冠に付いている分泌液と花粉は区別しにくい。
図8 柱頭の外側には細かい突起があって花粉が引っかかるようになっている。柱頭と花柱の境界には長めの突起があって、花粉を押し出す仕組みになっている。
図9 総苞片にも広く分泌液が出ているが、付属体との境界付近に特に多い。

 雄しべは筒状に雌しべを取り巻き(葯筒と呼ばれる)、葯が内側で開き花粉を出します。
雌しべの先端部は柱頭で、その外側には細かい突起が密生しています。柱頭と花柱の境界には少し長めの突起があります。
雌しべの花柱が伸びると、これらの突起が花粉を葯筒から押し出します。
雌しべの柱頭は、葯筒を出ると2つに開き反転して柱頭の上面で受粉します(石川の植物の図9〜14参照)。

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