mizuaoiの植物観察事典                                      

植物生態観察図鑑 おどろき編  
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石川の植物

281 テイカカズラの虫こぶ(2014年10月15日)

 テイカカズラは、6月にスクリューのような形をした花を咲かせ、12月に2個の細長い果実(袋果)が逆V字形になって熟するつる性の樹木です。
 ところが、果実の先端がくっついたまま離れず、丸まっていることがあります。いわゆる虫こぶです。日本原色虫えい図鑑(全国農村教育協会)によると、このこぶは「テイカカズラミサキフクレフシ」と呼ばれます。
 この虫こぶには、多数の幼虫室があり、それぞれに「テイカカズラミタマバエ」の幼虫が入っています。同書によれば、入っているのは3齢幼虫で、虫こぶを脱出して地中に入り繭を作り越冬するそうです。
 今回、偶然、虫こぶから幼虫が脱出する場面を撮影することに成功しました。

☆ テイカカズラのことは拙著「知るほどに楽しい植物観察図鑑」に詳しいので、ぜひお読み下さい。
図1 矢印の先が正常な果実。細長い逆V字形をしている。
図2 虫こぶになると先端がくっついて丸くなる。テイカカズラミサキフクレフシ。
図3 虫こぶのアップ
図4 虫こぶを切ると、テイカカズラミタマバエの3齢幼虫がうじゃうじゃとうごめいている。
図5 テイカカズラミタマバエの幼虫が、果実から脱出するところ。
図6 この幼虫は3.5mm程。
図7 テイカカズラの花。花冠裂片がスクリューのようによじれている。6月に撮影。

 

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