mizuaoiの植物観察事典                                      

植物生態観察図鑑 おどろき編  
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石川の植物

271 輪島産オニバスの開花(2014年8月4日)

図1 Aタイプ:水面上へは出ず、水中で少し花弁を開いただけで、夕方水没。閉鎖花に分類。
図2 Bタイプ:先端部分のみ水面から顔を出したが、それ以上の変化なく夕方水没。閉鎖花。
図3 Bタイプ:先端部分のみ水面から顔を出したが、それ以上の変化なく夕方水没。閉鎖花。
  オリンパスのコンパクトデジカメTG-3
を水中に沈めて真横から撮影。
図4 Bタイプ:先端部分のみ水面から顔を出したが、それ以上の変化なく夕方水没。閉鎖花。
  同じ花を一眼レフで撮影。水中部分の刺が見える。
図5 Cタイプ:早朝に開花。
図6 Cタイプ:早朝に開花したが、正午には早くも閉じだしている。12時6分撮影。
図7 Dタイプ:葉を破って蕾が顔を出したが、そのまま1日経過。
図8 Dタイプ:翌朝開花。花は完全に空中へ突き出ている。
図9 Dタイプ:12時50分。最大限に開いているが、子房部分が水に浸かっているので、花としては既に水中へ没し始めている。
図10 Dタイプ:直径約4.6mmと、オニバスの花としては大きい部類である。
図11 Dタイプ:午後3時11分。かなり水没した。
図12 Dタイプ:午後10時50分。完全には水没しなかった。翌朝まで、ほぼこの状態が維持された。

 8月になって、オニバスは益々元気です。
最大の葉は、今日(8月4日)ついに横幅が105cmを超えました。我が家での最高記録です。次に出る葉はもっと大きくなりそうです。葉の展張ぶりについては後日に譲るとして、今回のテーマは開花です。
 開花にはいろんなスタイルがあります。今夏の例から、いくつかを紹介します。
A:蕾が水面すれすれまで伸びてきたが空中へは出ず、水中で少し開いただけで、夕方には深く水没。閉鎖花に分類する。(7月30日)
B:萼裂片の部分だけが水面上へ出たが、そのまま開かずに夕方水没。閉鎖花。(7月31日)
C:早朝開花。正午には早くも閉じだしている(8月2日)。翌日は水没のまま。
D;葉を破って蕾が顔を出したが、そのまま1日経過。翌朝(8月3日)開花。直径約4.6cmで、オニバスとしては大きいほう。午後1時頃には花は沈みだしたが、開花状態は続いている。午後3時には花は閉じだしており、水没が進んでいた。深夜になっても、花の先端部だけは、水面に出ていた。8月4日、午前中は、状態はほとんど変わらず、昼頃に水面下に没した。

 これまで、私はオニバスの花は開き方が不十分と思い、「植物生態観察図鑑−おどろき編」の117ページでも「直径がわずか4cmくらいの花が半開きの程度にしか咲かない。」と記述してきました。確かに横から見たとき、サクラの花やヤマブキの花のように花弁が平開する状態に比べれば半開きのようで、何となく不満足で「半開き」と言っていましたが、真上から見れば、オニバスとしては、これで十分全開と言えるのだと気がつきました。

☆ オニバスについての詳しいことは、上記「植物生態観察図鑑−おどろき編」に22ページにわたって解説しましたので、ぜひお読み下さい。

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