mizuaoiの植物観察事典                                      

植物生態観察図鑑 おどろき編  
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石川の植物

270 セイヨウニガナ(2014年7月26日)

図1 ハーブ園の下の道路法面を埋めるセイヨウニガナ
図2 頭花が小さいので少し離れるとあまり目立たない
図3 側溝のコンクリート蓋の隙間に生えているものでは、一株の姿が分かりやすい
図4 枝分かれした花茎の先に頭花が付く
図5 頭花の直径は13mmほど
図6 モンシロチョウが来ていた
図7 頭花の裏側。総苞内片の腺毛が見える
図8 腺毛と縮れた白毛が見える
図9 腺毛のない個体が多い
図10 根生葉は不規則に羽状深裂し、ロゼット状
図11 茎葉も不規則に羽状深裂し、基部の裂片は茎を抱く
図12 果実(痩果)には嘴がなく、本体にいきなり冠毛が付く

 研究会仲間から「セイヨウニガナ」らしきものがある、との情報で調べてみました。
日本帰化植物写真図鑑(全国農村教育協会)には載っておらず、日本の帰化植物(平凡社)にはわずか4行しか記述されておりません。神奈川県植物誌(神奈川県立生命の星・地球博物館)には図もあって少し詳しく説明されていますが、どうも発見例の少ないもののようです。
石川県では初の記録ですが、自生地は道路脇の法面で、その上がハーブ園になっていますので、そのあたりが供給源なのかも知れませんが、法面の上の方やハーブ園には生育していません。
頭花の直径は13mm程で小さい花です。総苞内片に腺毛があることと、茎葉の基部に細長い裂片があって、茎を抱くのが特徴です。果実(痩果)に嘴が無い点でアレチニガナと区別がつきます。
神奈川県植物誌では、総苞内片の中央脈上に腺毛があるとなっていますが、これは同定の決め手にはなりません。この自生地では、ほとんどが腺毛のない個体で、腺毛のある個体はおそらく10%も無いようです。見つけるのに苦労しました。

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