mizuaoiの植物観察事典                                      

植物生態観察図鑑 おどろき編  
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石川の植物

260 輪島産オニバス発芽(2014年5月31日)

図1 5月31日の朝、第3葉が水面に現れていた
図2 長さ約27mmの第3葉
図3 朝は、水中にかすかに影が見えた第4葉が、夜にははっきり水面に浮いていた

 石川県のオニバスは、1969年に金沢市で最後の群落が滅びてしまい、絶滅したことになっていました。
 ところが、拙著「植物生態観察図鑑−おどろき編」で詳しく紹介しましたが、2011年に輪島市のため池でオニバスが確認されました。まさに42年ぶりのビッグニュースということで、新聞やテレビでも詳しく報道されました。
 この調査の折に、いくつかの種子を入手することができました。翌(2012)年、1個体だけが発芽しましたが、すぐに消滅してしまいました。ここからが重要なのです。オニバスの種子は、理由は分かっていませんが、1年目の発芽率が非常に悪いことが知られています。
 それで、2012年にはもうオニバスを見ることができなかったのですが、翌2013年には多数の輪島産オニバスが発芽しました。そして種子もたくさんできました。今年は、今のところ3個体だけが発芽をしています。
 31日の朝、撮影したときには第3葉が水面に出てきていました。その後1日留守にしていて、夜の8時に水槽を覗いたら、もう第4葉が水面に出てきていました。驚くべき成長速度です。今年は、輪島産オニバスの成長記録を丁寧に紹介するつもりです。お楽しみに。
それにしても、オニバスの初期の葉は、とても最終的に80cmを超す大きなオニバスに育つとは思えない姿です。
 追伸:オニバスは通常、第3葉までが水中葉で、第4葉からが水面に出てくるのですが、我が家のように水深が浅いと少し伸びただけで水面に達するせいだろうと思いますが、第3葉から水面に浮かんでしまうことが時々あります。

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