mizuaoiの植物観察事典

植物生態観察図鑑 おどろき編  
 「知るほどに楽しい植物観察図鑑」を好評販売して参りましたが、
続編が新シリーズとして日本帰化植物写真図鑑、校庭の樹木、雑草博士入門、ミニ山野草図鑑などでおなじみの全国農村教育協会から発売になりました。
  オニバス、ミズバショウ、イソスミレ、ウマノスズクサ、ヤドリギなど写真607枚、192ページ、盛りだくさんの内容でお送りいたします。どんな類似の書籍にも載っていないオリジナルな画像満載で、オニバスだけでも22ページの内容がありますので、前作以上に読み応えがあります。
 今度は専門の編集者とデザイナーが付いて作られたので、ページの構成などがとても洗練されたものになりました。


  価格は2,950円+消費税 ですが、割引価格でご購入を希望される方は、HP石川の植物の左フレーム「お知らせ」を参考に、著者までご連絡下さい。

石川の植物

255 マンサク(マルバマンサク)(2014年3月24日)

図1 花はたくさん開いているが、離れると景色に溶け込んでしまいほとんど目立たない(2014年3月22日)
図2 かなり側までよっても訴える力は弱い(2014年3月22日)
図3 目立ちにくいのは、花弁が細く隙間だらけのせいだろう(2014年3月22日)
図4 アップで見ると花弁がヨレヨレであることが分かる(2014年3月22日)
図5 葯は蓋が外れるように開く「弁開葯」(2014年3月22日)
図6 図5より25分後、すべての葯が開いた(2014年3月22日)

 お陰様で、植物生態観察図鑑−おどろき編−は好評発売中ですが、早くも次回作の取材に取り掛かりました。
 第2編には、「(マルバ)マンサク」を取り上げようと考えています。
良く知られているマンサクの語源としては2つあります。
1 豊年満作の「満作」、すなわち花が枝一杯に群れ咲く様子を穀物が豊に実ることに重ね合わせて言う。
2 春早く「先ず咲く」の意味に捉える。

 花の数は多く鮮やかなのですが、花弁が細くヨレヨレのリボン状で、あまり見栄えがしません。登山道から離れたところに咲いていると、目立ちません。この日もマンサクが咲いているはずの場所を素通りしてしまいました。逆戻りしてやっと探し当てたものです。
 花はたくさん咲いていても、よほど近づかないと気づきにくいのです。豊年だ満作だと囃すにはほど遠い気がいたします。
 マンサクは、早春といっても、未だ雪が残っている時期から既に咲き出しますから、「先ず咲く」木の花という方がふさわしい気がいたします。
 もう一つの語源説が「植物名の由来(中村 浩.東京書籍)」に出ていて傾聴に値するのですが、長くなるので、ここでは省略致します。HP石川の植物で解説してあります。
 日本海側の山地に自生するものは、変種のマルバマンサクです。ほかに、花弁に赤味のあるアカバナマンサクやニシキマンサクと呼ばれる品種がありますが、連続的な変異のようで、私には識別できません。
 雄しべは4個ですが、弁開葯といって蓋が外れるように葯が開いて花粉を出します。

植物生態観察図鑑−おどろき編 は、ご希望の方には割引価格が用意されています。石川の植物のお知らせ欄をご覧下さい。

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