mizuaoiの植物観察事典

皆様にお知らせ
「植物生態観察図鑑 おどろき編」  3月発売予定
 「知るほどに楽しい植物観察図鑑」を好評販売して参りましたが、続編が新シリーズとして日本帰化植物写真図鑑、校庭の樹木、雑草博士入門、ミニ山野草図鑑などでおなじみの全国農村教育協会から発売になります。
 私のする仕事はすべて完了し、あとは印刷・製本・発売準備だけとなりました。
オニバス、ミズバショウ、イソスミレ、ウマノスズクサ、ヤドリギなど190ページ、盛りだくさんの内容でお送りいたします。どんな類似の書籍にも載っていないオリジナルな画像満載で、オニバスだけでも22ページの内容がありますので、前作以上に読み応えのあるものとなるはずです。
 今度は専門の編集者とデザイナーが付いて作られたので、ページの構成などがとても洗練されたものになっています。御期待ください。

 左のような表紙になるはずですが、詳しいことはいずれ石川の植物でご案内できると思います。
石川の植物

253 立春のネナシカズラ(2014年2月4日)

図1 枯れたネナシカズラ
図2 枯れたまま、種子を散らしていない果序
図3 枯れ葉をどかすと多数のネナシカズラが発芽していた
図4 発芽したネナシカズラ
図5 果皮の中に入ったままで発芽したネナシカズラ

 2月4日は立春です。昨3日、加賀海岸へ行ってみました。今冬は今のところ小雪で海岸にも雪は皆無でした。
 昨年大量のネナシカズラがあった場所へ行ってみました。枯れたネナシカズラが多数見つかりました。しっかりと閉じたままの果実がたくさん見つかりましたが、いずれも種子を保持したままです。ネナシカズラは、果皮が帽子のように外れて種子をこぼすのですが、このように裂けない果皮がたくさん見られるのです。これでは種子が散布されません。何とか散らばった種子を見たいと、藪の枯れ葉群をまくってみたところ、なんと発芽したものを多数見つけることができました。
 こんな寒さの中でも枯れ葉の下は寒気から守られて、春になっているのですね。さすが立春です。しかしこの場所には、ネナシカズラが寄生できるような「緑」が未だありませんから、このパイオニアは間もなく枯れてしまうことでしょう。
 はやく緑萌える春になってほしいと、ネナシカズラとともに祈るのでした。

石川の植物へもどる

 このサイト及び「石川の植物」「mizuaoiの植物記」の全ての写真、文章などの著作権は、引用文・借用画像を除き、mizuaoi(本多郁夫)にあります。無断転載はできません。
リンクは自由です。承認を求めることは必要ではありません。