mizuaoiの植物観察事典

231 ミツマタとヒュウガミズキ(2013年3月28日)

図1 枝が3分岐するので三つ叉と呼ばれる
図2 花(萼)の内面は美しい黄色
図3 花(萼)の外面は白い毛で覆われる
図4 満艦飾のヒュウガミズキ
図5 疎らに花が付くヒュウガミズキ
図6 花序は1〜3花。葯は黄色が特徴

 ヒュウガミズキの観察に出かけました。
途中道を間違えて走っていると杉植林地に黄色い塊が見えました。ミツマタの群落でした。枝が3分岐するので「三つ叉」と名付けられています。花の外面は白い毛で覆われ、内面は鮮やかな黄色です。数十個の花が集まって頭状花序を作っています。
 靱皮繊維が丈夫で、和紙や紙幣の原料になっており、1万円札はミツマタ紙だと聞いたことがあります。
道を間違えて得をした一時でした。
 元の道を戻ってヒュウガミズキを見ました。ちょうど満開でした。すべての枝で満艦飾でした。名前はヒュウガミズキ(日向水木)ですが、石川県〜兵庫県の日本海側に分布し、日向(宮崎県)には分布しません。1つの花序に1〜3個の花しか付けず、近縁のトサミズキ、コウヤミズキ、キリシマミズキに比べて寂しいのですが、そこがまた山野草らしくて好ましいところです。

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