mizuaoiの植物観察事典

222 タコノアシとサジオモダカ(2012年9月30日)

図1 ほとんど色づいたタコノアシ 
図2 果実の方は未だ色づいていない
図3 果実は一応赤くはなっているが、未だ完熟ではなさそう
図4 褐色のつぶつぶが全て花のあと。左下の大きな葉がサジオモダカの葉。右の大きな葉はクズ
図5 サジオモダカの花。直径は6mm程しかない小さな花だ
図6 重機で踏みつぶされなかったタコノアシ (2012年5月12日)
図7 重機のわだちに貯まった水の中で発芽したサジオモダカ (2012年5月12日)

 昨年見つけ出した群生地へ先日(9月27日)行ってきました。
 花序の枝に多数の花が並んでいる様子が、「吸盤の付いた蛸の足」のように見えることから付いた名です。とくに秋になると全身が真っ赤に色づくので、まさに「茹(ゆ)で蛸」状態となり見応え十分です。
 ここのタコノアシは、この冬、河川工事の重機で踏み荒らされてしまっていました。全滅かと呆然としていたのですが、5月に訪れたときには若芽が伸びており、すっかり元気になっていました。この場所にはサジオモダカもあるのですが、これも重機で付けられた水たまりでしっかり発芽していました。両者共に、石川県では絶滅危惧2類なのですが、意外と生命力の強い植物のようです。
 未だ茹で蛸状態になるには早すぎると思いましたが、様子を見てきたものです。花はすっかり終わっており、果実は未だ熟したのは少ないという状態でしたが、中には茹で蛸状態のものもいくつかありました。
 サジオモダカの方はすっかり花が終わり、枯れた果序が密集しており、最盛期にはさぞかし見事な眺めであったのだろうという気がしました。この時はもう、ほんのわずかの残り花しか見られませんでした。
 なお、サジオモダカの花は11時半頃から咲き出す生態をもっていますので、花を見るには午後が良いでしょう。

石川の植物には、タコノアシとサジオモダカのFILEがありますから、そちらの方もご覧下さい。

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