mizuaoiの植物観察事典

217 ベニバナセンブリとハナハマセンブリが開花(2012年6月12日)

図1 ベニバナセンブリとハナハマセンブリはよく似ているが、こうやって並べてみるとその違いがよく分かる。 
図2 ベニバナセンブリは柔らかな紅色
図3 ハナハマセンブリはくっきりとした紅色で、花冠中央の白い部分の境界がはっきりしている。

 長年観察を続けているベニバナセンブリが6月8日に開花しました。
6月12日には、ハナハマセンブリも開花しました。
葯が捻れて花粉を絞り出すのが面白くて、大好きな花です。
 ベニバナセンブリとハナハマセンブリはよく似た植物で、クローズアップで見ないと区別が難しいことになっています。引いた全体像の写真では間違って名前を付けられていることもしばしばです。
 例えば、日本の帰化植物 平凡社 初版第1刷 のベニバナセンブリの写真は明らかにハナハマセンブリの写真です。日本帰化植物写真図鑑 全国農村教育協会 第1刷 のベニバナセンブリの写真もハナハマセンブリの写真です。こちらは、ハナハマセンブリの間違いであることに気づいて、正誤表が配布され、解説文もハナハマセンブリに書き換えられています。
 このように両専門書が写真を間違え、しかも両書共にハナハマセンブリの写真であるということで、ベニバナセンブリの実態が分かり難くなっています。
 したがってネット上の記事でも間違いが多くなってます。
しかし、クローズアップの写真で見ると両者は明らかに区別ができます。ベニバナセンブリは柔らかな紅色で、ハナハマセンブリはくっきりとした紅色です。
 ついでに、ネット上では、ハナハマセンブリをハマハナセンブリと誤記してあるものも見られますので注意が必要です。
 私の来年発行する続編の図鑑では、両者を徹底比較するため、ただいま精力的に取材中です。御期待ください。




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