mizuaoiの植物観察事典

211 ミヤマイラクサ(深山蕁麻)(2012年5月11日)

図1 葉の先端が細く伸びているのも特徴である。 
図2 葉の表面には数は多くないが長く鋭い刺がある。
図3 注射針のような鋭い棘。水滴のようなものがついているのは雨水。他に短い毛はたくさんある。
図4 葉は互生。茎にも葉柄にも細かい毛がたくさんあるが、これは痛くなかった。

  イラクサという植物があり、野草の名前(山と溪谷社)では鋭い刺があって刺さると痛いので、疼草(いらくさ)と説明されていました。
 似たような名前でもイラクサ(イラクサ属)の葉は対生ですが、ミヤマイラクサ(ムカゴイラクサ属)の葉は互生で、しかも大型なので区別は簡単です。
 葉の表面に数個の鋭い棘があります。かつて、うっかりこの葉に触れたとき、後々まで尾を引く激痛だったように思います。どういう痛さであったかは説明が難しいのですが、とにかく痛かったので、その説明をするためにもう一度触ってみるなどという勇気はとてもありません。
 園芸植物大事典(小学館)によれば、「ギ酸を含み、触れると痛い。」とあります。あの痛さはギ酸のせいだったのでしょう。ですから単にバラの刺が刺さった、という痛さとは桁が違ったのです。
 その刺をマクロで撮ってみました。痛そうな鋭い棘でした。茎にも細かい毛がたくさんありましたが、こちらは触っても何ともありませんでした。

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