mizuaoiの植物観察事典

208 ヒトリシズカとハシリドコロ(2012年5月1日)

図1 名前は一人静だが、団体で立っている。 
図2 一見しただけでは、どういう花なのかが分からない。
図3 花被の無い雄しべと雌しべだけの花が集まっている。
図4 ハシリドコロの群落が点在している。
図5 葉の陰に下向きの花が咲く。
図6 稀には上を向いて咲いた花もある。

 山野草としても人気のあるヒトリシズカを見てきました。
フタリシズカに比べて花序が一本立ちするので、「一人静」なのですが、茎自体は叢生するので、団体で立っています。
 それぞれの花がどんな作りなのかは、漫然と撮影した写真ではまったく分かりません。
花には萼も花冠もありません。
3個の雄しべが基部で合着し、中央の雄しべには葯が付きませんが、左右の雄しべには1個ずつの葯が付いています。

近くにはハシリドコロの群落もあります。
 花がとくに美しいというものではありませんが、有名な薬草であり、毒草でもあります。。芽だしの頃は特に柔らかくかつ美味しそうに見えるので中毒事故が時々発生しています。「ハシリ」は、これを誤食すると、幻覚が生じて走り回るということから来ており、「トコロ」は、根茎が芋のように肥大するので、やはり太い根茎を作るヤマノイモ科のトコロの名を借用したものです。

☆ 石川の植物にはハシリドコロのFILEがありますから併せてご覧下さい。

   

石川の植物へもどる

 このサイト及び「石川の植物」「mizuaoiの植物記」の全ての写真、文章などの著作権は、引用文・借用画像を除き、mizuaoi(本多郁夫)にあります。無断転載はできません。
リンクは自由です。承認を求めることは必要ではありません。