mizuaoiの植物観察事典

197 オニバス再発見 2011年10月25日

図1 ため池の周囲に約13株のオニバスを数えた。(2011年9月29日)
図2 果実も見えている。
図3 最大の葉の直径は、写真判定で140cmくらいと考えられた。この写真の葉が最大ということではない。
図4 しっかり果実もできていた。

 42年ぶりに石川県でオニバス再発見
 オニバスは環境省のレッドリストでは、絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している)とされており、石川県でも唯一自生していた金沢市河北潟周辺のオニバスが姿を消してから42年ぶりの今年9月、輪島市で約13株が発見され、果実もできていました。50〜60年前に掘られた潅漑用ため池に3年ほど前から発生していたものです。しかも、普通、オニバスは低地の池沼に多いのに、この池は標高200m弱の高い位置にあるのも特徴です。
 種子が自力でこのため池へ来ることはできないので、鳥が種子を運んできて排泄することで分布が広がったものと考えています。
 現在最も近い自生地である富山県氷見市の十二町潟からは直線距離で約60km離れた遠隔の地なので、水鳥が一気に運んできたかどうかが疑問で、そうなると、どこか途中の地にオニバスの供給源となった池沼が、人に知られずに存在する可能性もあり、関心を呼んでいます。
 なお、詳しい自生地の場所情報は、ため池の所有者及び地元の希望により、現時点では公表することができません。ご了承下さい。


☆ 石川の植物 http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/ のオニバスのFILEもご覧下さい。

   

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