mizuaoiの植物観察事典

195 ヒメヒゴタイ開花

図1 積もった岩石の間から咲くヒメヒゴタイ(2011年9月12日)
図2 多くの株は未だ開花には至らないが、蕾の時から美しい。
図3 1株だけ、花序の中心部で開花が始まっていた。
図4 開花を始めたヒメヒゴタイ
図5 いつもの浜のヒメヒゴタイは未だ蕾が堅かった。

 今年もヒメヒゴタイの季節がやってきました。
 山溪ハンディ図鑑では「山地草原に生える」とありますが、石川県の海辺には海岸型の丈の低いヒメヒゴタイが生育しています。
今日はいつもとは違う海岸へやってきました。ここは岬の柱状節理の輝石安山岩がくずれて堆積した場所です。
 ヒメヒゴタイはキク科の植物なので、一つの花のように見えるのは、いくつもの小さな花(小花)が集まったもので、頭花と呼ばれます。開花すると紫色の花冠をもった多数の小花(筒状花)がポンポンのように散開してとても美しく、さらに、総苞片(頭花の下部にある萼片状のもの)の先端に淡紅色をした半円形の付属片があり、つぼみの時からすでに美しく目立ちます。また、植物体に腺点があり、特に総苞片や花冠からは芳香を放つ物質を分泌しているので、顔を近づけるととても上品な香りが漂ってきます。まさに、能登の海岸の至宝だと思っています。
 例年の開花時期は、9月末頃なので、やはり未だ少し時期的には早いようでした。開花株は1株だけで、それも花序の中心部のごく一部分だけでした。
 例年観察している砂浜海岸へも回ってみましたが、ここのヒメヒゴタイはもっと蕾が堅い状態でした。能登の海岸と言っても場所により随分条件が違うようです。


☆ 石川の植物 http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/ のヒメヒゴタイのFILEもご覧下さい。

   

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