mizuaoiの植物観察事典

190 サギソウ(鷺草)

図1 開花を始めたサギソウ(2011年8月23日)

  夏の使者「サギソウ」の開花です。
この花の姿を白鷺の飛ぶ姿に例えた「サギソウ」は、これほどぴったりな名前はないと言えます。感心いたします。
 石川県のサギソウは、例年旧盆のころに開花期を迎えます。昔は良く見られたものらしいのですが、今では自生地はほとんど無くなってしまいました。
 盗掘して持ち帰り、結局枯らしてまた盗掘するといったことの繰り返しで減っていったのと、すみかである湿地の減少が大きいのでしょう。
 このサギソウも、その昔、おそらく20年以上も前にある人が、湿地から採ってきたものを、別の人が譲り受け、長年繁殖させていたもので、その一部を私が分けて貰ったものです。
 今年は例年より遅く8月23日に開花を始めました。私はピートモスあるいはミズゴケで植えるだけで特別に肥料などは与えていませんので、花も小さく、花数も1ないし2花といった寂しい株ばかりですが、かえって野趣があっていいと思っております。
 サギソウは栽培方法がまずまずであるなら、ほぼ毎年3倍に増えていくことのできる植物です。先の持ち主の方も、増やしてはいろんな人に分けていたと聞きました。山野草の愛好家なら一度は栽培してみたいと思う植物ですが、もはや野生のものを採ってくる時代ではありません。ホームセンターなどへ行けば、縁の方に白斑の入った「銀河」等と呼ばれる品種を廉価で販売していますから、お買い求めのうえ、栽培されるようお勧めいたします。


☆ 石川の植物には、「サギソウ」のFILEがありますのでご覧下さい。
   http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/

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