mizuaoiの植物観察事典    

184  カセンソウ(歌仙草)(2011年7月1日)

図1 これから花盛りを迎えるカセンソウ
図2 頭花の直径は4cmくらいで大型の花
図3 葉の裏で葉脈が隆起しているのが、近縁のオグルマとの簡単な識別点
図4 漂着ごみを集めたデポ
図5 図4とほぼ同じ範囲を撮した昨年の画像で、多数のごみが見られる。
レンズが異なるので、正確に同じということではない。
図6 重機の走り回った後は、悲惨な状態
図7 重機のせいで、ガラス瓶などは割れてしまって破片が散らかり、以前より危険な状態となった
図8 分別のために集められたごみ
図9 カワラサイコ
図10 ハマウツボ

 奥能登の植物調査のつもりで出かけたのですが、あまりに雨が激しいので、目的地変更で中能登地区の海岸へ行きました。
 ここは、石川県では数少ないカセンソウの自生地です。この時期とてもきれいで大きな花(頭花)を咲かせるキク科の植物です。これまでもたびたび訪れてはいるのですが、いつも時期が遅く、数少ない残り花しか見たことがありませんでした。この日は幸い、咲き始めできれいな花を沢山みることができました。
 しかし、驚いたのは、浜辺の様変わりでした。
昨年の写真でも分かるように、この海岸は漂着ごみが多く、とても汚れていました。珍しい植物が沢山ある海岸なのですが、集落からは遠く、海水浴場でもなく、港でもない海岸のため、これまで誰も掃除をしたことが無かったのです。それはそれで悩みの種だったのですが、今度は驚きました。まず、ビニール袋に詰め込まれたごみの山です。ごみは処分することになっているらしく、分別されていましたが、数カ所のデポに向かって、走り回った重機の跡がものすごく、重機が頻繁に通った後は、悲惨でした。
 あまりに大量のごみのため、重機に頼らざるを得なかったのでしょうが、ハマゴウ、ハマナス、ハイネズ、カワラサイコ等々、踏みつぶされ、引っこ抜かれて何とも悲惨な状態でした。これからはごみが増えないうちにこまめに処分をして欲しいものです。
 私の大好きな、カワラサイコ、ハマウツボやヒメヒゴタイも被害に遭っていましたが、何とか残っているものもありました。
☆ 石川の植物 http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/

石川の植物へもどる

 このサイト及び「石川の植物」「mizuaoiの植物記」の全ての写真、文章などの著作権は、引用文・借用
画像を除き、mizuaoi(本多郁夫)にあります。著者に断り無く転載はできません。
リンクは自由です。承認を求めることは必要ではありません。