mizuaoiの植物観察事典

153  マルバウマノスズクサ(2010年7月15日)

図1 マルバウマノスズクサが開花した。
図2 舷部の先端が細長く伸びている。
図3 葉は確かに丸みを帯びている。図4のウマノスズクサと比較していただきたい。
図4 ウマノスズクサの舷部には鮮やかな目玉模様がある。

 昨年、読者の OHMY さんから頂いたマルバウマノスズクサの苗が、今年ようやく花を咲かせ、感激しました。高い位置にあって、撮影は困難でしたが、とりあえず写真を撮ることはできました。
 ウマノスズクサの花に比べてまことに地味な、全体が葉とそっくりな緑色で、ウマノスズクサの花を見慣れた目には、何時咲いたのか分からない状態でした。
 解剖して、中の毛の状態や雄しべ、雌しべを見たいのですが、花の数が少ないので自重しています。来年は多くなるでしょうから、期待しましょう。とりあえず、ウマノスズクサに比べて結実はよいようですから、どのように果実が熟してくるか見守りたいと思っています。
 さて、ウマノスズクサの花は、舷部に目玉模様といってもよいくらいの目立つ斑紋があります。これは、昆虫を誘うための仕組みのように思え、コバエが花の中にたくさん入っています(コバエは目玉模様ではなく、臭いに惹かれてきたものと考えていますが)。それにもかかわらず、実際にはほとんど果実が実りません。不思議な点です。
 一方、マルバウマノスズクサはほぼ全体が薄緑色で、目玉模様もありません。しかるによく結実するということです。昆虫を呼ばないで同花受粉をしているのでしょうか。これも不思議な点です。
 じっくり腰を据えた観察が必要なようです。

ウマノスズクサの詳しいことは、石川の植物 http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/ にあります。ご覧いただきたく思います。

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