mizuaoiの植物観察事典

130 アズマイチゲとキクザキイチゲ (2010年3月20日)

図1 アズマイチゲ   葉が垂れ下がるのがキクザキイチゲとの見分けのポイントになる。
図2 キクザキイチゲ アズマイチゲと比べて、葉が深く切れ込む。
図3 左 アズマイチゲ、右 キクザキイチゲ  アズマイチゲの花の中心部が紫色を呈する。
図4 左 アズマイチゲ、右 キクザキイチゲ  キクザキイチゲの花柄の毛深いことが分かる。
図5 図2のようにアズマイチゲでは、花の中心部が紫色になっているが、詳しく観察すると、花糸の根本が色づいていることが、大きな原因である。
石川県にはアズマイチゲが少ないので、観察例が十分ではないが、これも大きなポイントであろうと考えている。
図6 左 アズマイチゲの葉、右 キクザキイチゲの葉  両者を比較しなければ分かり難い面もあるが、キクザキイチゲの方が切れ込みが深い。

  石川県にはアズマイチゲが少なく、あまり見る機会がありません。昔、必死になって探していたのですが、なかなかお目にかかれませんでした。
最近は目が肥えてきて、割と見つかるようになってきましたが、よく似ています。
第一のポイントは、アズマイチゲの葉が垂れ気味になることでしょう。たいていこれで判別ができます。
図6のように、葉の切れ込みの様子でも区別できますが、これは両者を知っていて始めて可能なことで、図鑑の説明だけではなかなか難しいです。

これまで観察(撮影)したアズマイチゲはすべて、花の中心部が紫色をしていましたが、よく見ると雄しべの花糸の根本が紫色に染まっているのでした。
萼片にも薄い色素のあることがあるので、それが影響する場合もあるでしょうが、ほとんどは花糸の色です。
 ただし、石川県にはアズマイチゲが少ないので、観察例が多くありません。他の地方で、アズマイチゲを多く見ることのできる方からの情報が頂ければ幸いです。

今度始めて気づいたのですが、花柄の毛も大きく異なっていました。キクザキイチゲがこんなに毛深いとは知りませんでした。


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