mizuaoiの植物観察事典

129 ナニワズ本格開花 (2010年2月25日)

図1 ナニワズ両性花
図2 ナニワズ雌花
図3 雌花と両性花の比較。花の大きさは、両性花の方が格段に大きい。花の色は、両性花の方が黄身が強く、雌花の方が少し緑がかっている。色の差は非常に微妙なので、両者を同じ条件の下で撮影しておかないと比較ができない。

  12月19日(mizuaoiの写真館123)で、ナニワズがもう咲いたと報告しましたが、咲いたのはそのときの3花だけで、その後、開花は進んでいませんでした。
 ところがここ数日間、3月下旬を思わせる暖かい日が続き、2月25日の金沢は、最高気温22.2℃と春を思わせる一日でした。
 朝、庭を見回ったときには、未だ開花していなかったのですが、用事を済ませて夕方見たところ、どっと開花が進んでいました。
 もう薄暗くなっていましたので、撮影は、本日、2月26日ですが、今年の開花は、「2月25日」と記録しておきましょう。残念なことに今日は朝から雨です。雨の中の撮影となりました。せっかく咲いたのに、花粉に悪影響はないのだろうか、心配でならない。
 「ナニワズは雌個体と両性個体とがある『雌性両全(性)異株』で、雄株といわれているものはじつは両性個体」だということを聞きます。
 ですから雄花も、うまく受粉させてやれば種子ができるといわれています。その確認のため、昨年、人為的に受粉させる作業をいくつかの花で行いましたが、すべて失敗しました。
 ところが自然に受粉したものがあり、雄株と思われていた株に数個の果実が実りました。両性花の能力は備えていることが分かりました。
 ナニワズはジンチョウゲ属の植物で、非常によい香りがして、まさに春を告げる花です。

 ナニワズの詳しいことは、石川の植物にFILEがありますのでご覧下さい。


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