mizuaoiの植物観察事典

120 オオアカウキクサ(大赤浮草) (2009年12月1日)

図1 稲刈り後の田んぼを赤く染めたオオアカウキクサ。緑のままのものが帯状に存在している。
図2 側溝中のものは未だ十分に赤くはなっていない。
図3 葉の表面に着いた露が陽光に光って美しい。
図4 密度の高いところでは折り重なっている。

 2004年の12月に能登でオオアカウキクサを見つけました。
本日。5年ぶりにその場所へ行ってみました。
見覚えのある田んぼが真っ赤に染まっていました。オオアカウキクサは健在でした。
ちょうど田んぼの持ち主の方がおいでになったので、インタビューしてみました。
「この田んぼに赤い浮き草がありますが、何か特別の農法でもされているんですか。」
「いいえ、10年ほど前から、この時期、水温の関係かどうか、勝手に生えてくるんです。」
「他ではあまり見ませんね。」
「ここの田んぼだけなんです。」
「珍しいですね。観察したいので、少しもらってもいいですか。」
「どうぞ。袋もってきましょうか。」
「袋はあります。ありがとうございます。」
 というわけで採集してきました。
この田んぼの他に隣接する2カ所の田んぼと、側溝にも見られました。
側溝中のものはほとんど赤くなっていませんでした。
田んぼの中のものも、すべてが赤くなっているわけではなく、所々に緑のままのものが混ざっています。赤くなるのにはどういう条件が必要なのでしょうか。?です。
 オオアカウキクサは昔は、田んぼでよく見かけたものですが、いまでは全国的にもすっかり少なくなってしまいました。石川県でも今のところ確実な自生地は数カ所しかありません。
オオアカウキクサについては「石川の植物」に詳しく解説してあります。読者の皆さんの近所で見かけられたらぜひ、情報をお寄せ下さい。
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