mizuaoiの植物観察事典

102 ムシトリスミレとラン(2009年6月28日)

図1 淡い色のムシトリスミレ(2009年6月28日) 
図2 ムシトリスミレ
図3 ムシトリスミレと重なって咲くセイタカスズムシソウ シテンクモキリ
図4 セイタカスズムシソウ シテンクモキリ
図5 セイタカスズムシソウ シテンクモキリ
図6 ハクサンチドリ
図7 ハクサンチドリの色変わり
図8 ノビネチドリ
図9 ノビネチドリ
図10 湿った草付きの急な岩盤上のムシトリスミレ、横顔。600mm相当のズーム望遠レンズで撮影。枯れて倒れている草の茎から、傾斜が分かる。湿った岩盤上なので立っていることは不可能。

 28日、ムシトリスミレを見に行ってきました。開花していました。ムシトリスミレは食虫植物で、花の色や形が少しスミレに似通っているということで付いた名前ですが、スミレとは関係のないタヌキモ科の植物です。
 ムシトリスミレについては「石川の植物」に簡単なFILEがあるので、そちらもご覧下さい。
道路法面の急傾斜地に開花株が10株ほど見えました。ここのムシトリスミレは茂みの中のせいか花の色が淡色でした。
 ムシトリスミレに重なるような位置にランがありました。おそらくセイタカスズムシソウだと思います。
近くにはハクサンチドリが、濃い色、淡い色など各種開花して賑やかでした。
よく見ると、ノビネチドリも混ざっていました。結構楽しかったです。
 ムシトリスミレの別の自生地は、急傾斜の岩盤上です。いつも滑落する危険な場所なので、遠くからの望遠レンズによる撮影で止めました。ズームレンズでは描写が今ひとつです。単体の望遠レンズがほしくなりました。
ここでは陽当たりがよいせいか、花の色の濃いものが目立ちました。

 先に「セイタカスズムシソウだと思います」と書いたランは、読者のあいらん童様の御教示により、2008年3月に新種記載された Liparis purpureovittata C. Tsutsumi, T.Yukawa & M.Kato シテンクモキリ(紫点雲霧)であることが分かりました。唇弁の中央にある溝の基部が紫色になっているところから付いた名です。
あいらん童様 ありがとうございました。

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