mizuaoiの植物観察事典

094 2009年6月9日

図1 ポイント1でのギンリョウソウ(2009年6月9日) 
図2 ポイント1でのギンリョウソウ
図3 ポイント1でのササユリ(2009年6月9日)
図4 ポイント2でのホクリクムヨウラン。ほとんど裸地での生育(2009年6月9日)。
図5 ポイント3でのホクリクムヨウラン。アリマキがたくさん付いていた。ただ付いているだけではないだろう。植物から汁を吸っているはず。ホクリクムヨウランの特徴とされる小突起が、アリマキの噛み跡と無関係だろうか。疑問である。
図6 1m程の深い側溝中に生育するオオカワヂシャ

  今日は曇り空でしたが、4つのポイントをめぐってきました。
1 金沢のコナラ林のホクリクムヨウラン自生地
 昨年6月10日に読者からの情報でたくさんの開花株を見た場所です。
でも残念ながら、一つも見ることができませんでした。まさか絶滅したとも思えません。今年の発生が遅れているのでしょう。代わりにギンリョウソウをたくさん見ることができました。痛んだ花が一つもありませんので、出始めでしょう。ササユリも見事に咲いていました。
2 口能登地区の神社です。
  ぐるっと一回りしましたが見つかりません。がっかりして参道の石段を見ますと、石段脇のほとんど裸地に等しいところに数株だけ見つかりました。花の終わった株もありましたが、これからという株もありました。後1週間もすればもっと見つかるかも知れません。ここはどういう訳か、大量のスダジイとモチノキが伐採されて明るくなり、丸太が転がっていました。 
3 やはり口能登の神社です。
 昨年は1株も見つけることのできなかった場所です。期待していなかったのですが、18本の花茎を数えることができました。伸び出したばかりのものもありましたので、ここでも早かったようです。後日見に来ることができればもっと多数の個体を見ることができそうです。
4 オオカワヂシャ
  「近縁で準絶滅危惧種のカワジシャと交雑して雑種を形成することが野外で確認されており、在来種の遺伝的攪乱が生じている」ということで、特定外来生物に指定され、栽培も移動も禁じられた帰化植物ですが、石川県ではまだ稀で、1箇所しか知りません。深い側溝の底に生育するので撮影が困難でした。
 2005年から観察を続けているのですが、年ごとに群落が衰退しております。今年は本当に寂しい状態でした。いずれは消滅するかも知れません。

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