mizuaoiの植物観察事典

084 ドクウツギ(毒空木)(白山市)

図1 ドクウツギの開花。まったく見栄えがしない。(2009年4月18日) 
図2 ドクウツギの花序。前年枝の葉腋に雄花序と雌花序が付く。
図3 雄花。ふらふらする花糸に葯がぶら下がっている。
図4 雌花。
図5 通常は雄花の付く雄花序と雌花の付く雌花序とに分かれているが、稀には雄花と雌花が混在することもある。スケールの最小目盛りは1/2mm。
図6 果実期の参考図。始めは赤く、後に紫黒色に熟する。確かに果実ではあるが、この色鮮やかな部分は、花弁が発達したもので、この中に包まれて本物の果実(痩果)がある。

 夏には、真っ赤な果実になる「ドクウツギ(毒空木)」、この時期には地味な花を咲かせていますが、気の付いていない人も多いことでしょう。
 雌雄同株ですが、雄花だけを付ける雄花序と雌花だけを付ける雌花序とに分かれています。稀に一つの花序に、雄花と雌花が混ざっていることもあります。花弁のように見えるのは萼片で、花弁は萼片に隠れて半分ほどの大きさであることが、図鑑の解説で分かりましたが、撮影中にはそのことに気がついていなかったので、花弁の写真は未だありません。
 雄しべがこのようにふらふらしていますから、風媒花でしょう。


 石川の植物に「ミズバショウ」を詳しく解説したFILEがありますので、併せてご覧下さい。

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