![]() |
![]() |
078 モウセンゴケ(毛氈苔)(2009年3月21日)
図1 モウセンゴケ(2009年3月21日) |
![]() |
図2 モウセンゴケ(2009年3月22日) |
冬を越した食虫植物モウセンゴケの冬芽がほころび始めました。
気をつけてみていたら、小さな昆虫がつかまっていました。
足がモウセンゴケの赤い腺毛に捕らえられており、腺毛も足を押さえ込むように曲がっています。多分もう逃げられないでしょう。
翌朝再び観察すると、昆虫はくずおれていました。もう死んだのかも知れません。
モウセンゴケの腺毛は、はじめ昆虫を捕まえる粘液を出し、その後、消化液の分泌に変わり、昆虫を消化した後は、栄養分を葉面から吸収するということです。
捕まえた昆虫に消化液を浸み込ませ、生きながら消化するというのですからまことに残酷な植物と言えましょう。
石川の植物へもどる |
このサイト及び「石川の植物」「mizuaoiの植物記」の全ての写真、文章などの著作権は、引用文・借用画像を除き、mizuaoi(本多郁夫)にあります。無断転載はできません。
リンクは自由です。承認を求めることは必要ではありません。