mizuaoiの植物観察事典

069 シュンラン(春蘭)

図1 シュンランの果実(2008年12月29日)
図2 上部の隙間を押し広げたら、中にびっしりと種子が見えた。 
図3 シュンランの種子(スケールは0.01mm)

 山野草に関心のある方ならほとんどの人が知っていると思われるシュンラン(春蘭)。
花はよく知っていても果実は案外知られていません。
10cm以上もある大型の果実ができます。
これまで、種子を飛ばしてしまった空の果実は何度か見たことがありますが、種子の充実したのは初めて撮影しました。
緑色をしているので未だ完熟していないものと思っていましたが、果実の上部に亀裂があるようなので、そこを強く押したところ、中から白い種子が見えてきました。
半分ほどが種子で埋まっていました。言い方を変えると、半分ほどが空であったということです。
果実の隙間から種子を飛ばしてしまっていたのだろうか。隙間が狭いだけに疑問が残りまが、おそらく強い風で果実が激しく揺れるときに上部の隙間から種子が飛び散る仕組みになっているのでしょう。

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