mizuaoiの植物観察事典

057 タコノアシ

図1 花序が「ゆで蛸」を逆さまに置いたような形状になる。(2008年9月15日)
図2 花序のクローズアップ
図3 花弁は無いことになっているが、ときどき残存していることがある。

 茎頂に数本ある花序の枝が「ゆで蛸」の足のような曲線を描き、花や果実が吸盤のように見えるところから、「タコノアシ(蛸の足)」と名付けられたものです。
秋になると全身が真っ赤に紅葉するので、まさに「ゆで蛸」状態となり、見応え十分です。
かつて手取川で2カ所の自生地を見つけていたのですが、流路が変わって、滅びてしまいました。
残念に思っていたのですが、5年ぶりほどでまた見つけることができました。まだ開花時期で緑ですが、あと1ヶ月もすれば見事なゆで蛸状態になることでしょう。
そのときにまた報告できればと思います。
国のレッドデータブックによると総個体数約6万で、河川の開発、土地造成、植生の遷移等が主要因となり100年後の絶滅確率は約2%で、約300年後には絶滅すると予測されています。

 タコノアシについてもっと詳しく知りたい方は、石川の植物にFILE がありますのでご覧下さい。

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