mizuaoiの植物観察事典

054 イヌキクイモ

図1 手取川の河川敷に咲くイヌキクイモ(2008年9月1日)
図2 イヌキクイモ
図3 イヌキクイモとセイタカアワダチソウ
図4 頭花
図5 頭花
図6 イヌキクイモとキクイモの葉の比較
図7 イヌキクイモとキクイモの葉の比較。両者の葉を並べたもので、「毛」と「腺」の量がはっきりと異なる。

 いま石川県では、各所の荒れ地や路傍にイヌキクイモが群れ咲いています。
この写真は手取川の河川敷に咲く「イヌキクイモ」です。
図鑑には、これとよく似た「キクイモ」も載っておりますが、その違いは微妙で難しいです。
 塊茎を掘ってみると明らかにキクイモとイヌキクイモは区別ができますが、その他の点では、「比較級」になりますので、極めて分かりにくいものです。
 といいますのも、両者が生えているのではなく、どちらか(ほとんどイヌキクイモの方です)しか身近に見られないので、比較ができないためです。
 昨年、友人のNさんから、キクイモの株を分けて頂きました。
両者を並べて比較栽培しておりますが、現在開花中のものはすべてイヌキクイモの方です。キクイモはもっと花期が遅れるようです。(これも比較級ですね。)
茎や葉を観てもほとんど区別ができません。ただ、図鑑に記載してあるように
  キクイモ:葉に緑がやや明るくて、黒みを帯びず
  イヌキクイモ:葉は黒みを帯びた濃緑色
という、これも比較級ですが、違いはあるように見えます。しかし、両者の葉の比較を挙げておきますが、色味の差が微妙な葉もあり、両者が身近にあって比較できれば分かることで、片方だけではとても識別はできません。
 始めに述べたように、塊茎を観ることができればはっきりするのですが、それはたやすいことではありません。
 キクイモが開花したら、またお知らせいたします。

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