mizuaoiの植物観察事典

049 イヌタヌキモ(犬狸藻)

図1 水中に浮かぶ茎から花茎を伸ばして開花する(2008年8月13日)
図2 下の花の花弁が白いのは、そろそろ寿命が来ているから  
図3 花の横顔
図4 タヌキモ類の花冠は上下の2唇からなり、下唇がとくに大きくせり上がっており、「仮面状花冠」と呼ばれる(直径1cmほど)
図5 下唇のせり上がった部分は阜部(ふぶ)と呼ばれ、そこには模様が見られる。この奧に蜜があることを昆虫に知らせるシグナルなのであろう。

 食虫植物で水草のタヌキモ類は、鮮やかな黄色の花を、空中へ伸ばした花茎につけます。分類はかなり難しいのですが、このタヌキモ類は「イヌタヌキモ」であると判断しています。
 かんがい用のため池に浮かんでいるのですが、多くのイヌタヌキモが水の落ち口の辺りに流れ着いています。中には、用水へ流れ出してしまったものも見つかります。
 たくさんの花茎が出て、花が咲いていましたが、危険で近づくことができないので、最後の齣以外は600mm相当の望遠レンズで遠くから撮影したものです。
 木の枝などで引き寄せて、セット撮影する方法もあるのですが、水中に浮かぶ茎から絶妙のバランスで花茎を伸ばしているので、触ったとたんに花茎が倒れて水没してしまうことが多く、セット撮影は困難なのです。


☆ 石川の植物には、別の種類の「ノタヌキモ(野狸藻)」のFILEがありますのでご覧下さい。
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