mizuaoiの植物観察事典

022 ヤドリギ

図1 ガラスの上で生き続けるヤドリギ 
図2 枯れたヤドリギ 

 ヤドリギの生命力の強さと成長の遅さは、石川の植物のヤドリギのFILEで詳しく解説いたしました。
 じつは昨年の暮れ、いくつかのヤドリギの種子を自宅の居間のテラスに面したガラスに貼り付けました。まもなく胚軸を伸ばしてきました。ところがそれ以後の成長は全く進みません。種子の本体はだいぶ干からびてきたような印象ですが、胚軸はほとんど伸びていません。かといって緑色は保たれたままです。
 5月11日の撮影の際に、別の種子の胚軸を誤って折ってしまいましたが、それはすぐに枯れて、茶色く変色してしまいましたから、この緑色の胚軸は生き続けていることが確実です。とはいえ、栄養分の補給がないのですから、夏頃には枯れると思います。それにしてもしぶとい生命力をもっているものです。
 胚軸の先端が光って見えますね。触ってみましたら粘々していました。この粘々で寄主に貼り付くのが、寄生の第2段階なのでしょう。ガラスに貼り付けられた種子では、むなしく空を泳いでいますが。




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