mizuaoiの植物観察事典

001 苔類の胞子体(1981年)

図1 胞子体(実際に見えている部分は、「胞子嚢」です)の胞子嚢が未だ開いていない。
図2 左は未だ開いていない胞子嚢、中央は、先端部で裂けだした胞子嚢、右は、ほとんど裂けてしまった胞子嚢
図3 左は、半分以上裂けた胞子嚢
図4 ほとんどの胞子嚢は裂けてしまっている。糸玉みたいに見えるのは、胞子を弾き飛ばすための
「弾糸」であり、胞子自体は写ってはいない。

  私が、石川県立金沢泉丘高等学校に勤務していたとき、植物の世代交代の授業をしていた際に、
観察用にと、生徒に自宅近辺から持ってこさせたゼニゴケ類(おそらくはジャゴケの仲間であろうと思
いますが)を、授業後にバットの中に放置しておいたところ、
黄色い胞子体が発達してきたものです。
 教科書にははっきり描いてあるものですが、実物を見たのは教員生活19年目にして、この時が初め
てで、たいへん興味深く、ほぼフィルム1本を使い切って撮影したものです。
 写真用カラーフラッドランプを使って撮影していました。撮影中にどんどん乾燥して、次から次へと弾
糸が弾けてくるので、厳密に言うと、胞子嚢の弾けている部分は「被写体ブレ」を起こしています。現在
のデジカメで使っているような、リングストロボを活用していればもっとシャープな画像を撮影できたは
ずです。

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